スキニーギニアピッグは、1970年代に、ある研究室で起きた突然変異によって誕生しました。これらの体毛の少ないモルモットは、 後にペットとして飼われ、繁殖されるようになり、今日最もユニークなモルモットの種類へと定着しました。
スキニーギニアピッグには、体毛が顔と足の先に生えています。その部分以外、通常は毛がない状態で生まれてきますが、たまに他の部分にも毛がある状態で生まれてき、 数週間たつと抜けていきます。 スキニーギニアピッグの体毛の色は様々で、有毛モルモットのように、模様もあります。 「スキニーギニアピッグ」といわれる所以は、通常のモルモットの首や肩の部分に見られる、脂肪沈着がほとんどない為です。
スキニーギニアピッグは、ほぼ毛が無いという特有の形式を遺伝させる劣性の遺伝子を2つ持っています。 他の種類のモルモットと交配させた場合、毛が生えている子供が生まれるますが、無毛になる遺伝子を受け継いでいます。 これらのスキニーヘテロは、他のスキニーギニアピッグかスキニーヘテロと交配させた場合、スキニーギニアピッグが生まれる可能性があります。 親がスキニーギニアピッグ同士での繁殖はスキニーギニアピッグの子供のみが産まれますが、他の品種と頻繁に異系交配することによって、 遺伝に多様性を持たせ血統を強くさせることができます。
はい!スキニーギニアピッグは他のモルモット同様に健康的です。寿命は通常の長さで、過度な近親交配させない限り、遺伝病の確率も通常と変わりありません。 スキニーギニアピッグは寒すぎも暑すぎもない温度を保った、室内で飼うのが最適で、直接の日光や冷たい隙間風から保護する必要があります。
違います!他に関連のない、「ボールドウィン」という種類のギニアピッグがいます。これらの種類のスキニーギニアピッグは、生まれた時は毛に覆われておりますが、 すぐに落ちていき、完全に無毛になっていきます。「ボールドウィン」を無毛にさせる遺伝と、スキニーギニアピッグを無毛にさせる遺伝は、お互い異なるため、 これらを交配させても無毛の赤ちゃんは生まれません。両方の種類は、小さい遺伝子プールから突然変異によって生まれてきた為、 「ボールドウィン」とスキニーギニアピッグの交配はお勧めできません。
アレルギーの原因となるのは、ほぼ動物のフケによるものです。スキニーギニアピッグは毛の生えているモルモットと同様に皮膚があるので、 フケが原因のアレルギーの方にはアレルギーを引き起こす原因となります。しかし、毛にアレルギー反応を示す方の場合は、 スキニーギニアピッグはアレルギーの出る可能性の少ない可愛いペットとなるでしょう。もし毛の生えているモルモットにアレルギーがあるけれども、 その正確な原因を知らない場合には、スキニーギニアピッグと過ごしてみると、ご自分のアレルギーの原因が皮膚なのか毛なのか分かるかもしれません。